富山県の神通川上流沿いの広大な敷地に大きな植物園があります。富山県中央植物園(HP)です。室内の温室展示、外に出ると水辺の植物や照葉樹林、陰陽樹林、海外の植物とたくさんの草木を楽しめます。車で行くのが便利かなーと思いますが、富山駅前からバス(6番乗り場)も出てるようです。サクラが咲く3月後半から4月(サクラ並木が素敵)フジが咲く4月後半から5月前半、8月頭のオニバス開花時期(絶滅危惧種、オニバスの上に乗れるイベントがあるヨ)などがお勧めかと思います🥰
場所:
👇 フジの花


これほど大きな敷地を植物園とした背景は…、この場所が神通川イタイイタイ病の歴史の中で鉱山廃水で汚染された田んぼだった場所になるためのようです。この植物園の樹木はもとからあったものではなく、植物園として観察や体験、研究のために植えたものだそうです。植物園にすぐ近くには富山県立イタイイタイ病資料館もあります。。

駐車場あたり👇何で柱がこんなに立派なんでしょう?駐車場はとても広いです。

入場ゲートで500円/人のチケットを購入すると、はじめは温室から始まります。

温室を過ぎると水辺の植物空間が始まります。水草やお花を楽しめる区域ですねー。ハスの花が咲いてる時期でなくて残念でした。7〜8月頃が開花時期なんですね。
水辺の区域はけっこう広いです。照葉樹林もこの区域に隣接してあります。クヌギやコナラ、ネムノキ、ヤマツツジなど、以前は身近な里山に生えてた樹木ですね。今日はヤマツツジに花が咲いてました。林床が明るい森が好きな植物です。マツタケがなるアカマツの森も陽樹林。園では、照葉樹林奥の小さい川のほとり(少し湿地っぽい)にミズバショウがひっそり群落で咲いてました。
さらに奥に進むと陰樹林でドングリがなる木の仲間が増えてきます。森も鬱蒼となり、だんだん暗くなっていきます。このような光が少ししか地面に届かない環境でも成長して生きていける樹木が陰樹林で、ブナやカシとか、立山の奥や黒部渓谷の自然公園に生えてそうな樹木が該当するんですねー。前半の植物と比べると若干地味ですが…、説明看板も幾つかあるので、ゆっくり見学されると面白いと思います。暗くなってくるので1人より2人以上の方が…。
このほか、途中で良い匂いのする樹木もありましたが、何の匂いなのかわかりませんでした。。
この植物園では、珍しいオニバスも保護飼育しています。氷見の十二町潟の国天然記念物のオニバスです。本家は絶滅しかかってますが、こちらでは順調に生育しているようです。夏にオニバスの上に乗れるイベントを行なっているそうで、ぜひわたしも!と思いましたが体重30kg以下のお子さんのみだそうです。ざんねん😢
👇こんな感じの葉っぱ🌱に乗れるなんてたのしそうです。

疲れたら、水辺を見ながら休めるカフェ「ココナッツアイランド」さんがあります。ここでお子さんが帰ってくるのを待っても良さそう。
ほか、アクセスなどです👇(HPより)



けっこう疲れるので、時々走ってる園内の観察車? に乗れると楽かも。私は歩いたのでクタクタ笑。